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こんな食習慣が身についていませんか?②

 

●いつもおなかいっぱいになるまで食べている

「腹八分目に医者いらず」ということわざがあります。これは、医学的にみても、まったく理にかなったことばです。
いくらバランスの取れた食事であっても、食べる量が多ければ、エネルギーの摂取量もそれだけ多くなります。
エネルギーをコントロールするためには、「もう少し食べたいな」というところ、つまり「腹八分目」でやめておく。こういう習慣を身につけることが大切です。

●よくかまず、早食いの傾向がある

食事のとり方の習慣で問題なのは、「早食い」です。早食いの人は、特に時間がないわけではないし、おなかがものすごくすいているわけでもないときも、つい習慣でよくかまずにかき込むような食べ方をしている場合がとても多くみられます。特に肥満の人には、そういう傾向が強いようです。

食欲は、脳の食欲中枢と呼ばれる部分でコントロールされています。食事によって上がってきた血糖値を、この食欲中枢がキャッチし、じゅうぶんに血糖値が上がると満腹感を感じさせるのです。ところが、この情報が脳に伝わるには、食事を始めて15分から20分かかります。早食いの人は、食欲中枢が満腹感を感じる前に、大量に食べてしまうので、満腹感を感じたころには、すでに食べすぎの状態になってしまいます。そのため、早食いが習慣になっている人は、肥満になりやすいということがいえます。

普段から食べるのが早い人は、意識して、食べ物をよくかみ、ゆっくり食べるように心がけましょう。時間をかけて食べれば、食事の最中に脳は血糖値の上昇を認め、食べすぎる前に満腹感を感じることができるというわけです。

●主食より、おかずをたくさん食べる

ご飯やパンなど、でんぷん質が主成分の主食よりも、おかずを多く食べたほうが体によいと思っている人は少なくないかもしれません。しかし、食品の種類が豊富になり、その中には高カロリーのものも多い現在は、おかずのとりすぎはむしろ、エネルギーの過剰摂取になってしまいます。

ご飯やパン、麺類など、主食となるものはきちんと食べ、肉類や魚介類、油脂類などの摂取を控え、高たんぱく・高脂肪食にならないように気をつけるべきです。